嵐、休止

嵐が休止を発表してしまった。

嵐の休止を知ったのはファンクラブの動画でそれだけがその時の救いだったように思う。
本当になんとなく来たメールにいつもより早く反応して、メールを見てこれもまた珍しいくらいすぐに動画を見に行った。何にも考えずにツアーのお知らせかな?くらいの気持ちだった。動画を見る前に文章が目に飛び込んだ。震えが止まらなくて動画を見る前に一度ホームページを閉じた。怖くて怖くて仕方なかった。

なんとか覚悟を決めて動画を見た。動画を見たら現実を突き付けられると思ってた。でも思った以上に優しく現実を差し出してくれる嵐に少しだけ安心してしまい、思いっきり泣いた。
最初誰よりもにこにこしてたのに、話し始める前も和やかな顔をしてたのに話始めるとなんだか泣きそうな相葉くんに少しだけほっとした。
テレビの速報や誰かのメッセージなどで知ることがなくてよかった。嵐の言葉で知ることができてよかった。

そのあとはニュースでその事実を流すテレビを見る気にはなれず、ずっとツイッターで同じような気持ちの人を見つけてはなんとか心を誤魔化そうとした。みんな一緒に動揺してそれで少しだけ気をまぎらわすことができた。ツイッターは本当にありがたい。動画の言葉を噛み締めて嵐のこれからを考えて、仕方ないことだと頭で理解しながら気持ちがついていかなくてずっとやだやだと泣いてしまった。

会見があったとの記事を見つける。笑顔の嵐の写真にまず拍子抜けしてしまう。少しだけ記事も読む。でもその時のわたしにとってはファンクラブの動画が全てなような気がして会見が怖くもあった。


嵐の会見を覚悟して見る。嵐の会見を流す最初の番組がほとんどの時間を割いてくれてコメントなども挟まず、ただ嵐の会見を流してくれて本当に感謝している。
大野くんが笑顔を見せながら語ってくれていてよかった。嵐みんなが笑顔を見せながら会見に受け答えしてくれて本当によかった。不安な質問を真っ正面から受け取って返してくれてよかった。わたしの好きな嵐がこの会見で見られると思ってなかったし、もっと大好きになるなんて信じられない。すごい。

でもその日は夕ごはん食べられなかったし(しかもそういう時に限って早めに用意していたりする)、なかなか眠れないし、寝たと思ったら目が覚めて泣いていたのでよっぽどだ。自分で自分にびっくりした。

この休止に関してわたしはやっぱり、なんて思えなかった。嵐が休止するなんて全然考えてなかった。なんてことはないけど、あと10年は続けてくれるかもとなんとなく思っていた。早い、と思ってしまった。でも嵐がそう思わせてくれたんだとも思ってる。ずっと続けてくれると信じさせてくれたんだと思ってる。いつか終わるかも、なんてことを考えて応援するなんてわたしには向いてないし、そんなことを考えなくても嵐のことは推せるときに全力で推していたつもりだ。なので悟らせないでくれて、隠し通してくれて、本当にありがたい。

大野くんの「自由」に関してはぼんやりずっと思ってたことがある。
嵐の応援の仕方に正直、ずっと悩んでいた。嵐はあまりにも大きくて大きくて大きくなってお金を嵐に落とすことはむしろ嵐の負担にならないか?みたいなことを時々考えていた。嵐が新しい記録を作るたびにそれは本当に嵐の見たい景色なのか?ということを考えていた。嵐はいつになったら自分たちのペースでゆっくりできるんだろう、と思ってた。そしてそうさせてるのはファンではないのか。それでもCDやDVDが出たら買わずにいられないし、コンサートが始まれば申し込む。嵐が好きだから。それでしか応援できないから。大きくなればなるほど仕事だけでなくプライベートまで制限される苦しさは想像に余りある。今回の休止に関する言葉の中でそういったことについて言及はないので自分の考えでしかないけれど。
でもあとの2年はそんなこと考えずに思いっきり嵐に重い思いをぶつけながらなるべくお金を落としても大丈夫!!!だって休止するんだし!!!!と何だか開き直れたのはよかった。
今回の休止が決まったことで、今よりゆっくりできればいい。好きなことできればいい。それこそ自由にしてほしい。それは本当に心からそう思ってる。大野くんもみんなも。


それはそれとして。わたしにとって嵐以外に嵐以上に、好きなものなんてないのでやっぱり休止なんていやだなぁという気持ちはなかなか消えないのです。もし休止やーめた!ってなったら喜んで受け入れます。お言葉に甘んじて前を向くことはもう少しあとにします。